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印刷の基礎知識

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写真の基礎知識

出力線数と画像解像度の関係

画像解像度は、出力線数の約2倍必要と言われております。通常(コート紙、マット紙など)のオフセット印刷は出力線数175線で行われますので、画像解像度は原寸で
カラー、グレースケール=350dpi
モノクロ2階調=600dpi
が理想です。
72dpiの場合、モニタ上では綺麗に見えますが、印刷の際には粗く再現されます【下図参照】

72dpiだとモニタ上では綺麗に見えますが…

印刷時にはかなり粗くなります。
※画像はイメージです

時々、72dpiの画像が貼り込まれた状態で入稿されるケースがありますが、72dpiとは、パソコンのモニタプレビューにおける標準解像度であり、モニタ上では72dpiの画像は綺麗に再現されます。見た目が綺麗なので、そのまま印刷用として使用できると思われがちですが、原寸でプリントアウトすると、粗い状態で出力されてしまうのです。
72dpiの画像とは

  • デジタルカメラで撮影した画像データ
  • クリップアート(wordなどで付属しているイラスト画像)
  • ホームページで使用されている画像データ

などがあります。もともと画像解像度の低いデータを、修正して高解像度にすることはできません。モニタやインクジェットプリンタで出力した際の仕上がりとは異なる場合が多いため、72dpiである画像があることはトラブルの原因です。

色について

印刷に対応しているカラーモードは、CMYK、グレースケール、モノクロ2階調となっております。RGBデータは印刷用のカラーモードではありません。
弊社でRGBをCMYKに変換することは可能ですが、画像の内容によってはCMYK変換の際に著しく色が変わってしまう可能性があります。
また、RGBカラーの中には、印刷では再現できない色もあります。
Photoshopをお持ちの方は、事前にCMYKモードで色をご確認いただくことをお勧め致します。

カメラについて

印刷用の写真を撮影する過程で、カメラ、レンズの品質や性能によっても写真の質は変わってきます。写真の質は、当然、印刷画像の質にも影響します。

  • 画像ソフトで色の補正をすることも可能ですが、極端な色の変更は写真全体のバランスを乱す元となります。また、ハイライト(光が強く白っぽいところ)やシャドウ(影が強く暗いところ)が極端な物、ぶれのひどい物は、画像ソフトでは補えないケースもあります。
  • デジカメで撮影される場合も同様です。デジカメ独自の注意点もございますので、下記をご覧ください。
デジカメデータ入稿について
デジカメデータの画素数

画素数とは画像全体に含まれるピクセル数の総数のことで、各カメラによって数値は決まっています。画素数は画像解像度に大きく関係しますので、印刷用として品質を保つには、できるだけ画素数の多いデジカメを使用されることをお勧め致します。

デジカメデータの画像解像度

デジカメ画像の解像度は72dpiです。印刷に適した画像解像度は、300~350dpi必要ですので(詳細は、前述の「解像度と印刷について」)デジカメ画像をそのままの大きさで使用すると、画像は粗く表現されます。

デジカメ写真のとり方 注意点

アナログカメラ(フィルムを使用するカメラ)と大きく違う点は、撮影時にデジカメの記録サイズ (ピクセル数)と撮影モード(画質)をご自分で選択する点です。
記録サイズは縦×横の大きさ(ピクセル)を表し、撮影モード(画質)は画像記録時のデータ 圧縮率を表しています。これを撮影後の画像の用途に応じて設定します。
通常のプリントサイズ(L判相当)の大きさに印刷したい場合は、1600pixel×1200pixel程度の記録サイズとファイン以上の 高画質モードが目安となります。
A4の大きさに印刷したい場合は2736×1824pixel以上の記録サイズとスーパーファインなどの 高画質モードが目安となります。

【デジカメ写真の使用可能サイズ】

記録画素数(画像サイズ)ごとの使用可能サイズの目安です。
なお以下の点に留意してください

あくまでも実際に記録された画素数が対象となります。「3メガピクセル(300万画素)」のデジカメを使っても、撮影時の記録画素数やモードの設定によって撮影結果が200万画素や80万画素相当にもなりえますので、ご注意下さい。
記録画素数の縦横数値はデジカメによって多少異なります。
使用可能サイズはトリミングをしない場合のフルサイズです。
これ以上のサイズで使用するとボケてしまいます。

記録画素数(単位:ピクセル)

グレースケール
(300ppi)
使用可能サイズ
単位:cm

カラー(350ppi)
使用可能サイズ
単位:cm

1,024×768

(80万画素相当)

8.6×6.5

7.4×5.5

1,280×960

(120万画素相当)

10.8×8.1

9.2×6.9

1,600×1,200

(200万画素相当)

13.5×10.1

11.6×8.7

2,048×1,536

(300万画素相当)

17.3×13.0

14.8×11.1

2,272×1,704

(400万画素相当)

19.2×14.4

16.4×12.3

2,592×1,944

(500万画素相当)

21.9×16.4

18.8×14.1

2,816×2,112

(600万画素相当)

23.8×17.8

20.4×15.3

3,264×2,448

(800万画素相当)

27.6×20.7

23.6×17.7

計算式
[記録画素数]÷[使用解像度]×2.54=サイズ(cm)

(1)記録画素数(pixel)を使用解像度(ppi)で割るとサイズ(inch)が出ます。
(2)1inch=2.54cmなので、2.54を掛けるとcmでのサイズがでます。
(3)使用解像度はグレースケールなら300、カラーなら350とします。
※ppi=pixel/inch(1インチに含まれるピクセル数)

色のモード

デジカメ画像(RGB)と印刷(CMYK)では、根本的に色の成り立ちが異なります。デジカメ画像を印刷に使用するには、色のモードの変換、必要であれば画像の補正も行います。

スキャナ分解データの入稿について

スキャナの質や設定も、写真の質に大きく影響してきます。スキャナの機種によって、それぞれ画像の仕上がりに若干の傾向があり、画像の色補正が必要な場合があります。

写真の色を綺麗に

一般の簡易スキャナで入力した写真データや、デジカメデータが実際の現物と色が異なる場合は、ご相談ください。弊社には色補正を行う技術がありますので、そのデータを元に実際の現物の色にできるだけ近づけることができます。
特にRGBからCMYKにモードを変換すると、色が暗くなりますので注意が必要です。

高機能スキャナでの写真入力

現物の写真原稿で入稿される場合、弊社の高機能スキャナを用いて入力分解いたします。そのため簡易スキャナでは再現できない美しさが表現できます。また、同時に汚れやしわ、色落ちなどの修正も行います。特に長く使われるような品質が求められる印刷物には、ぜひご利用ください。

スキャナ入力原稿の対象となるもの
  • ネガフィルム
  • ポジフィルム
  • プリント写真
  • 印刷物(A3版以内のサイズ)
  • 絵画、作品など

※分解時の拡大率、量には限界があります。

ポジフィルム

印刷原稿や広告で使用するのは殆どポジフィルム(リバーサルフィルム)です。ネガフィルムに比べて再現性があり美しい色が表現できます。シャープでコントラストが高く、露出がシビア、長時間露光による補正(相反則不軌)など、種類や特徴でそれぞれ特性があります。品質が求められている印刷物はポジフィルムでの入稿が理想です。

「.eps」「.tif」

ポジフィルムに比べると再現性が落ちるため、拡大しすぎるときれいに表現できません。そのため写真を大きく扱うような表現はおすすめできません。実際のプリント写真の大きさから拡大したとしても120%くらいまでが、目安と考えてよいでしょう。

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